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読書:合理的にあり得ない [本・映画・TV]

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合理的にあり得ない:柚月裕子
陥れられ弁護士資格を失った美貌の上水流涼子が主人公の小説です。
「確率的にあり得ない」
「合理的にあり得ない」
「戦術的にあり得ない」
「心情的にあり得ない」
「心理的にあり得ない」
5話のあり得ない話が書かれてます。
この小説の中で印象に残ったのは、
上水流涼子を陥れるのに加担した相手に、
「あなたは自分の仕事を立派にやり遂げただけ」というくだり。
策略を企てた本人じゃ無いし、
思惑も無かったからって、許せるのか。
恨むとすれば策略を企てた人だけなのかな。
小説の中の主人公のセリフですが、
弁護士という職業から自分に起きたことに対しても、
感情じゃなく立場で判断するってことなんでしょうか。
主人公と助手に好感がもてて面白く読みました。

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