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読書:きみはだれかのどうでもいい人 [本・映画・TV]

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きみはだれかのどうでもいい人:伊藤朱里著
「あなたは誰かの大切な人」という言葉も聞いたこと有ります。
そう人は誰かの大切な人だし、どうでもいい人です。
舞台は県庁の納税課です。
体調が悪く長く働くことができなくて、
久しぶりの社会復帰となったアルバイトの須藤深雪。
お世辞にも仕事ができるとは言えないし、
覚えもよくなく態度もどちらかといえば挙動不審。
ただただ善人。
須藤深雪を通して、
県庁納税課で働く女性達それぞれの物語です。
同じ場所にいても見てるものはそれぞれ違う。
そして誰かに傷つけられて誰かを傷つけてる。
したこと、されたことに対して、
結論が得られるかはわからないけど、
それでも自分で考えなくちゃいけないんだよね。
って思う話でした。

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